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ほぼ毎日更新!デリー社長のカレー談義

社長雑談
2021.04.08

ビリヤニ


 水野仁輔さんの「ビリヤニ」を読みました。
 
 彼の作り方からのうまい分類法で、分かり易い。
 よく、これだけのレシピを集めて、分類して、撮影して本に仕立て上げるものです。
 しかし、一冊のレシピ本になるほど、ビリヤニが周知されたのには驚きました。

 でも3年前でしたか、グーグルの「インド料理」の検索で、世界一になったのが「チキンビリヤニ」だったとか。
 ちなみに、2位は「バターチキン」、3位は「サモサ」でした。
 我々も参考にしましたので、4位以下は、チキンティカマサラ、ドーサ、タンドーリチキン、パーラックパニール、ナンと続きます。

 個人的に最初にビリヤニを食べたのは、ほぼ50年前の日比谷のマハラオでした。
 ドーナツ型の黄色いご飯の真ん中にカレーが埋まっていた記憶があります(名前だけビリヤニだったのか)。
 その後は、銀座アショカのライスでサンドイッチされた「イスラム式ビリヤニ」だと思います。

 そしてインドに行き、バスマティライスのおいしさにびっくり。
 それはホテルで食べたもので、ムガール王朝料理らしく、豪華な銀器に盛られていました。
 その後、認識は、ムガール料理 → 結婚式料理 → イスラム料理(特にイードの時) → インド人の大好物 と変わっていきました。

 インドでも、ビリヤニに関しては、いろんなことが今も常に語られ、調べられています。
 私も興味を持って本を買いましたがその起源(ビリヤニという名前の)が、ムガール2代皇帝フマユーンが持ち込み、実際食べたのは5代シャージャハーンが奥方ムムタズから出されたという話が主流。
 
 先日見たのは「どこのビリヤニがNo.1か?」というもので、ハイデラバードビリヤニが70%を獲得し圧勝。2位はラックナウ、3位はコルカタだったかな。
 ただし、コルカタビリヤニのポテトの良し悪しも話題になっていました。

 また、パキスタン人に言わせると、「ビリヤニはパキスタン。インドのは、インドビリヤニである」らしいです。

 これからも探究心の強い日本人、ビリヤニをもっともっと掘り下げていきそうです。