- 社長雑談
- 2025.08.19
ビリヤニ備忘録 追記
★ハイデラバードビリヤニとグレイビーソース
ビリヤニ備忘録の追記になりますが、1982年だと記憶しますが、スワミシェフが入社され、メニューについて毎日毎日話し合う、いや教えを乞うていました。
その中でスワミさんから、ハイデラバードビリヤニについて教わりました。
彼のいたアショカホテルで、このビリヤニにだけ、グレイビーソース(ビリヤニショルバ・シェルバ)が付くということ。
他のものには、ライタのみということでした。
当時、インド料理=カレーライスで、ビリヤニはマイナーでした。
そこで閃いたのが、「グレイビーがカレー代わりになり、売れるのでは、」ということでした。
さっそく、店でイベントを開きお披露目しました。
まあ、その時代ですから、それなりの人気でした。
それ以後、デリーで作るビリヤニには、すべてグレイビーソースを付けています。
ライタ共々いい味変になって、一人前を飽きずに食べられます.
その後ハイデラバードに行き、多くの店がグレイビーソースには「ミルチ・カ・サラン」という、ピーナッツ、ゴマ、ココナッツのカレーがほとんどでした(今もでしょうか?)。
しかし、スワミシェフから、アショカホテルでは、肉のビリヤニにはチキンカレーから、野菜には野菜カレーからグレービーソースを作っていると言われたので、勝手に我々風に解釈して、あまり外さずに好きなものをお出ししています。
その当時、グレービー付きのビリヤニはほとんど見ませんでしたが、最近は、多くのインド料理店がこういったグレービーソースを付けたビリヤニを提供しています。
日本の食に汁物は重要ですね。