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ほぼ毎日更新!デリー社長のカレー談義

社長雑談
2015.08.16

北インド料理、南インド料理

南北

 最近は、南インド料理をうたう店が増えてきて、メディアにも、よく登場します。

 そして、「北インド料理は、バターチキンやナンのように、バターやクリームで脂っこく、しつこい。対して南インド料理は、米文化で、料理も脂っこくなく、さっぱりしているので、若い女性にもいいのでは」といった類の話が聞かれます。

 はたしてそうでしょうか?

 画像は、上が北インドの定食、下は南インドの定食です。
 スパイスなど、味の行き方は違いますが、脂っこさはあまり違わない気がします。

 確かに、ムガール帝国時代(イスラム教)の宮廷や太守料理=ムガライ料理、アワディ料理、ニザム料理を看板にしているレストランは、バター、クリーム、ナッツペーストをふんだんに使った料理が”売り”です。

 しかし、それら=北インド料理というのは、少し乱暴な気がします。

 でも、世界で認知されたインド料理レストランのスタートはムガール料理ともいえます。
 B級グルメという呼び方には抵抗がありますが、日常食を求める傾向が世界的に出てきていることも確かです。

 訪日外国人にも、ラーメン、回転寿司が人気。
 日本でも、シンガポール海南鶏飯、タイ、ベトナムの日常料理、パンケーキ、ガレットなどが注目を浴びています。

 北インドにも、パンジャブのおいしい日常食がありますし、東インドのベンガルの日常料理もおいしいです。
 これらをお出しするのも良いかもしれませんね。

 でも、インド料理は毎日食べるものではありませんから、ムガールも含め、いろんな料理のミックスが日本人向きかな。