ビンダルー（ポークビンダルー）がメジャーになってきました。

　バターチキン、キーマの次に有名なカレーは何か？　とLOVE INDIAやインド料理研究家の方と話したことがありました。
　
　そこに、ビンダルーの名前がありました。
　インドの小さな州、ゴアの料理がなぜここまで有名になったのか。
　私自身は、昔から好きな（辛くて酸っぱくて白飯に合うから）カレーでしたが・・・

　そこで推測するに、一つはイギリス。
　イギリスでは、一般的なカレーの分け方を、辛さで行っていました。
　辛くない順に、
　カレー　→　マドラス　→　ビンダルー　→　パルと呼びます。
　チキンカレーより、マドラスチキンカレー、さらにチキンビンダルーとなります。
　これは辛さだけで、ゴアのレシピというわけではありません。
　日本でいう、甘口、中辛、激辛と同じです。
　パルはバカ辛ですから、普通に？激辛カレーはビンダルーと呼びます。

　もう一つは、その昔、上野店の常連で、インドネシアから日本に嫁いできた年配の女性が、私を呼び、「これ、インドネシアのビンダルーペースト。とっても辛くて美味しい。あなた知ってる？」と言いながらライスに乗せ、カシミールカレーと食べていました。

　すなわち、ビンダルーという言葉は、インドを離れ、諸外国にも旅し、日本にもインド以外のルートで入ってきて、聞いた覚えがあったのか。
　
　ま、あくまで私の推測ですが。