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社長雑談
2017.03.22

印、仏、日 外食文化論?

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 なんか変なテーマですが、日本の外食文化の他国との違いをちょっと。

 今は和食ブームなるものがあって、世界中の人たちが、外食で和食を食べたりしています。
 しかし、ほんの少し前まで、インド人の外食(中流以上でしょうが)はインド料理(ムガールなど)、フランス人もフランス料理がほとんどと聞きました。
 同一料理(ワインも含む)の食べ比べなので、ミシュランのような格付けができたのだと。

 ところが、日本はちょっと趣が異なります。
 明治維新からなのでしょうか、積極的に諸外国の料理を受け入れ、洋食、中華、戦後はさらに世界中の料理が進出してきました。

 学生時代、50年近く前から、こういった新しい料理を知っていることがカッコイイ=モテる、の一要素となり、「今度メキシカン行かない? ギリシャは? ブラジルは?」などと競っている構図があった気がします。

 これは日本人気質なのかも知れませが、たとえばインドを中心にした南アジア料理でも、スリランカ。ネパール、そしてインド料理内でも、北、南、東と、料理のあくなき追求に走っています。

 そこに和や洋の材料、技法が加わり、さらに淘汰され、あるいは融合されていきます。

 この日本人の外食に関する(いや今や内食までか)探究心はものすごいと思います。

 インターネット時代、情報は1秒で世界中を駆け巡りますが、これほどありとあらゆる外国料理が揃っているのは、日本がトップでしょう。

 しかし一方、老舗に対する感覚も持ち合わせている。
 ウーン、日本の外食文化は複雑です。