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ほぼ毎日更新!デリー社長のカレー談義

社長雑談
2020.06.19

ジャルフレジの思い出から


 見てお分かりのように、野菜料理があまり得意ではありません。
 インド料理をやる者としてはマイナスなんですが。

 でも、ジャルフレジは、2,30年前に作り、メニューに加えました。

 そのきっかけは、とあるインド人経営のインド料理店。
 ある日ランチを食べていると、隣のテーブルに、若いインド人青年(ポロシャツとジーンズ)2人が来店。
 そこに中年のフロアマネージャーが登場。
 彼らは「ベジタブルジャルフレジとナン」をオーダー。双方英語で話していました。

 しばらくして料理が運ばれる。
 すると青年客が「これは何だ、ジャルフレジなのか」と声を荒げる。
 確かに、あのトマトで炒めた感じでなく、野菜カレーみたい。
 その時のマネージャーの答えがすごい。
 「ベジタブルジャルフレジは高いんだ。野菜カレーとナンならランチで¥500(くらいだったか当時)。でもジャルフレジとナンだと¥1100になる。お前たちのことを思ってこうした」
 青年たちは、それ以上何も言わず、あまり納得していないようだが食べていました。

 昔はそんなことが私にもありました。
 40数年前のハワイで、日本食堂に入り「かつ丼」というと、日系らしいおばあさんが出てきて日本語で、「あんたかつ丼は高いからやめなさい(確か$2.99)。テールスープとご飯を$0.99であげるから」と言われてそれを食べました。
 これはやさしさなんですね。そういう時代だったんでしょうか、日本もインドも発展途上だったのかも。

 で、画像は夏野菜で作ったベジタブルジャルフレジ。
 これからこれを、ちょいとアレンジしてみます。