なんとなく感じているのが、今年はポークカレーに人気がある。

　実は、作る方も「豚肉」で作りたくなっていました。
　価格や早く柔らかくなる、などの利点はもちろんですが、やはり”味”なんだと思います。科学的にも旨み成分が多いと言われています。
　牛、羊、鶏に比べるとクセが弱く、カレーの邪魔をしません。
　脂の甘みも美味しい。

　少し前まで関西では、カレー＝ビーフでした。
　しかし今の関西の料理人は、積極的にポークを使っています。

　諸説ありますが、昔から関西は牛が多く、牛車、農耕にも利用。
　一方関東は馬がその役目。
　明治になって肉を食べる文化が来て、すぐ大きくなりエサ代がかからない豚を飼育するようになった説。
　関西は、不要になった牛を。だから、基本的には牛は”煮る”そうです。

　でも実際、豚好きが増えてきているようには感じます。
　「本当は豚が一番好き」という、隠れポークファンもいますし。

　ポークビンダルーも、人気が高かったので、今度はタコカレーですが、今年はもう一回ぐらい作りたいなあ、と勝手に考えています。