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ほぼ毎日更新!デリー社長のカレー談義

社長雑談
2021.09.25

アチャール、日本式


 インド料理のアチャールの研究が、日本で行われていておもしろい。

 デリーでは40年前位まで、ロティ(パン)には、インドから輸入された瓶詰めをお出ししていました。
 あまり評判はよろしくなく、特に「塩辛い!」が多かった。
 
 当時は瓶に、ピクル・イン・オイルと書いてあったので、マンゴピクルス、ライムピクルスと呼んでいました。
 その頃、コルカタに行く用があり、そのメーカーの人間と会い、なぜこんなに塩辛いのかを聞いてみました。

 答えは、長期保存のため、グリーンマンゴもライムも、半年は塩漬けにするから。
 その後、型くずれを防ぐためか、塩味が好きなのか、塩抜きせずに使うようです。

 今は保存のため、冷蔵庫があり、科学的な塩分濃度もあります。
 そして、インドでは想像もしないような食材、日本食材を使ったアチャールの登場が、日本の料理人の手で。
 素晴らしいですね。

 画像は数年前ですが、レモンを塩漬けにして、アチャールにしたものです。
 すると、「塩漬けの時は、月に一度、天日干しをしないと」と言われました。
 
 まだ、棚の奥に塩漬けレモン・数年物」が眠っています。