今年食べたカレーで、今現在また食べたいものが２点あります。

　一つ目は画像上左、アトリエデリーのご近所の「クローバー」さんのカキカレー。
　大きいカキがゴロっと入り、スパイシーなシャバシャバカレーで、ロースト感のあるスパイスが、鼻からとののど越しに香り、そこに濃厚な味で、火の入れ方バッチリのカキが絶妙でした。
　まさに日本人による日本人のためのカレーでした。

　二つ目は画像上右、手前味噌ですが、ラムカレー・ブルギニオン。
　ビーフシチュー、ブッフ・ブルギニオンをラムに置き換え、さらにスパイスを加えた、フレンチ（欧風）カレーです。
　今年はなぜか、いつも頭の片隅に、欧風、日本風カレーが居座っていて、何かの折に試したいメモが溜まった、不思議な年でした。

　そして最後に王道シャバシャバカレー「出汁香る辛口チキンカレー」（画像下）。
　源シェフが賄いに作ってくれたものですが、これまた日本人の琴線に触れるチキンカレーでした。
　一度しっかり素揚げをしてから煮込んだ鶏手羽元の香ばしさもカレーと馴染み、辛めのカレーがより引き立ちました。

　まだまだ食べた瞬間、ウマいと思った思ったカレーもありましたが、今はこれがのどや口中、鼻腔に甦ります。