冬の商品開発の話をしていると、今年は何かと「鴨」が出てきます。
　「春は苦味」のことわざから来ると、「冬は厚味」即ち「こってり、油脂分」となっています。

　我々が扱うのは合鴨、鴨とアヒルの合いの子というか、アヒル寄りのものですが、それでも鶏肉とは違う”厚味”感があります。
　一時期、デリーでも、銀座店やミッドタウン店で鴨のカレーを毎年お出ししていました。
　当時は、鴨の胸肉（ロース）が高く、硬いもも肉はリーズナブルですがあまり人気がなく、肉屋から「よく使ってくれ」とお願いされ、カレーに。
　しかし、ビストロなどで、骨付きモモ肉を「鴨のコンフィのソテー、ポアレ」としてランチなどで知れ渡り、価格もそこそこ高くなりました。
　しっかりした弾力と厚味はカレーにもよく合い、人気商品でした。

　さてこの冬、まずは恒例のカレーうどんシリーズから、「鴨肉のカシミールカレーうどん」を販売予定。
　こちらは鴨の小肉を使います。

　骨付き丸ごと鴨モモ肉のローストのカレーも、またやりたいですね。