- 社長雑談
- 2025.05.28
いつもの味、変わらぬ味
レストランに求められるものに「変わらぬ味」というものがあります。
もちろんレシピはほとんど変えませんが、野菜や肉は個体差、産地で微妙に変わります。
また、カレーも出来立てと数時間経過、一日経過で変化します。
出来立ては、香りはやや青臭く感じられますが、辛味はピシッと決まっていて、経時とともに、角が取れて来る感じでしょうか。
お客様が、初めて食べた時の味の記憶は鮮明です。
私自身も、初めての時の印象は舌の記憶として残り、2回目以降「あれ、ちょっと違うかな?」と感じることが多々あります。
作り手側としては、素材、季節感、経時変化などで多少の味変があることは理解しているので「こういうパターンもあるな」と思うのですが、それはお客さまには通じません。
もちろん、その味変がお客様の許容範囲内なら問題ないのですが、これには個人差というか感じる箇所の違いがあります。
コックもそれぞれそんな点を考えて、自分なりの味決めをしていますが、やはり場数も必要ですね。
「この時季のタマネギは甘さが足りないな」とか「今日のはちょっと塩が羽いな」とか言われる事も有り、難しい、けどおもしろいです、