- アトリエデリー
- 社長雑談
- 2025.06.18
ベジタリアン、ビーガン
昨日まで、散々カツカレーのことなどを書いていて、今日いきなりはなんですが、ここのところ、ベジタリアンやビーガンのカレー試作を頼まれることが多くなってきました。
当然我々は、肉や魚を扱っていますから、厳格なベジタリアンやビーガンのものは無理です。
彼らは、包丁、鍋、まな板などの調理道具も肉を使ったものは使いませんし、レストランの厨房も完璧な仕切りを求めます。
20年ちょっと前に、このベジタリアン、ビーガンの世界的な流れの中での講習会なるものがありました。
インド料理ですと、ベジタリアンは食べ物に関しての無殺生(動物を殺さない)と菜食主義で、乳製品は牛を殺すことがないのでOK。
少数ですがジェインベジタリアンと言われる、ジャイナ教徒は完全無殺生で、地中の野菜(ジャガイモ、タマネギ、ニンニク、ショウガも)も虫を殺す可能性があると食べず、熱心な信者はマスクをして、間違って虫が口に入らないようにしている人もいたとか。
ビーガンは、そのあと西洋で始まったと思いますが、こちらも無殺生主義で、さらに革靴、毛皮や皮コート、革のベルトも禁止でした。
先日テレビで見たインバウンドビーガンの女性は、蕎麦屋に入っても、カツオや魚の出汁を食べられないからと、もりそばに醤油を掛けて食べていました。
主義主張、いや信条宗教の問題ですから理解はできます。
私の祖母も、祖父が病気の時に、大好きなレンコンを断って、病気平癒を願っていました。
その信条、主義主張は理解しつつも、作り手は肉食で調理道具も厨房も併用していますことをご理解のほど。
※画像は当時あったデリー赤坂店での、スワミシェフ作のベジターリです。